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おとなの社会科見学vol.1「橋のない川」を追って--住井すゑの家・「大地のえくぼ」牛久保に行く--
おとなの社会科見学vol.3
秩父事件を訪ねて〜120年前に彼らが求めた"自由の世界"

　
明治時代に、自由民権思想の高まりの中、民衆が自発的に行動を起こし、政府が鎮圧にかかるほどのインパクトある事件を引き起こした「秩父事件」について、私たちはあまり知りません。現代に生きる私たちにとっても、彼らの悩みや想いを肌で感じることにはきっと意味があるはず。ということで、秩父事件の史跡を訪ねるツアーを企画しました。

日程：１１月６日（日）
場所：埼玉県秩父市

スケジュール
7：00　集合
9：30〜12：30
秩父事件「井上伝蔵」資料館　見学
石間交流学習館　見学
12：30〜13：30　お昼ごはん
14：00〜16：00　映画「草の乱」」（秩父事件120周年記念作品、神山征二郎監督作品）鑑賞
16：30〜18：00 椋神社　　ガイダンス

参加定員：　８名

■秩父事件「井上伝蔵」資料館■
映画「草の乱」撮影のために復元された丸井商店（井上伝贈邸）を、撮影後内部をリニューアルして資料館として公開したもの。秩父事件のリーダの一人である井上伝蔵関連の資料を中心に秩父事件の資料が展示されていた。隣接する道の駅「龍勢」敷地内には、「草の乱」のオープンセットの一部が移築されており、絶好の撮影スポットになっていました。




■石間交流学習館■
廃校校舎を改築して作られた体験施設。｢秩父事件｣に関する多数の資料が展示されていました。




■映画「草の乱」鑑賞■
秩父事件120周年記念作品、神山征二郎監督の映画「草の乱」。2004年の作品ですが、現在でも各地で上映会が行われています。秩父市で毎年行われている上映会に合わせて私たちは現地を訪れました。会場では、当時の衣装を着たスタッフが出迎え、地元の多くの人々が詰めかけていましたが、考えてみれば、観客の２代・３代の祖先が映画の中の登場人物。時としてドッと沸き、またいたる所からすすり泣きの声…。迫力のある映像に惹きつけられ、あっという間に映画は終了。
日暮れが近くなり、辺りが暗くなり始め、急いで椋神社に移動。



■椋神社■
椋（むく）神社は、11月１日の夜、1000人以上の民衆が結集した場所。困民軍の「役割」や「五カ条の軍律」などがここで発表されました。
地元で社会科の教師をされている秩父事件研究家の篠田さんにレクチャーをして頂きました。史跡を回り、映画も見た後だったので、篠田さんのレクチャーは非常に面白く、日暮れの暗さと冷たい雨にも負けず、時間が許す限り質疑応答が続けられました。とうとう完全に日没をむかえて 、ついに秩父事件ゆかりの地を訪ねるツアーの幕は閉じられました。
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